福岡市中央区空室率

2019-05-22 16:50 admin
 
 福岡市中央区は人口182,482人、世帯数109,747世帯のエリアです。  中央区は、都心部地区ということで需要は高く、特に地下鉄1号線沿いの物件に集客力があり、今では西鉄大牟田線沿線より人気があるということです。「ファミリータイプなら西は姪浜まで、シングルタイプなら西新まで」が人気地区の範囲となっています。
 もっとも需要があるのは、シングルタイプが3万円台、ファミリータイプなら8万円台といったところ。駐車場付き物件を希望される方は、中央区以外で探されるケースが多いようです。法人契約(企業が主体となって社員の居住のために契約するケース)では、シングルタイプで5万円台、ファミリータイプだと10万円~13万円台が多いようです。ただ、「近年は以前と比べると法人も含め、動きが悪くなっている」(中央区会員業者)うえに、法人は契約代行会社へ集中する傾向があり、零細業者の扱うシェアが減っているというのが実態のようです。ファンドがらみの賃収物件大量供給で一気に下がっていた賃料については、現在は正常化されてきていると言えます。
 事業用に目を向けると、店舗は天神、事務所は博多と言われるくらい店舗の供給が多い天神地区は賃料の値下げが続いています。震災以降、問い合わせは多いが成約は一握りの状況です。「3ヶ月から6ヶ月のフリーレント」などという物件も出回っていますが、一時期多く見られた「1年間のフリーレント」に比せば落ち着いたと地元の不動産業者は見ています。
(資料:(公)福岡県宅地建物取引業協会)